高校の修学旅行代わりに実施される
80キロ・ハイキング。
その日常的でありきたりに一見見える
設定の中に生まれてから一度も口を
きいたこともない異母姉弟と友人達の
人間模様が友情と家族愛に包まれて
描かれるとても素敵なお話です。
本屋大賞受賞作
恩田陸(オンダリク)
1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。’92(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、’06年『ユージニア』で日本推理作家協会賞をそれぞれ受賞した。ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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